ブロックチェーン技術にMicrosoftが参入。

最近朝がめっきり寒くなり起きるのが大変ないまがーです、おはようございます。

 

 

さて今日は、ブロックチェーン技術の話。

 ブロックチェーンと聞いて、何なのかピンとこない人もいるかもしれない。ピンとくる人でも、あぁ仮想通貨の、と思うかもしれない。なぜそんなことになっているかというと、ブロックチェーン技術で一番分かりやすく目立ったのが通貨という側面だったからであろう。

しかし、本来ブロックチェーン技術というのは、通貨ありきのものではなく、それこそ日本語に意訳すれば「分散台帳」とでもできるような技術である。もう少し分かりやすくブロックチェーンがどういったものか説明すると、何かデータ(主に契約に関する物など重要な改ざんされては困るデータ)があった際に、それをネットワーク上にある複数の場所に同じ内容を書き込み、それらを相互監視することでデータの差異があっても修正できるようにしたもの。そうすることで、データの一部が改ざんされたとしても、その他多くの場所で保管されているデータ全てを同時に書き換えることは不可能に等しいため、そのデータが信頼できるものになるという仕組み

その信頼性があったからこそ、通貨という使われ方が一番目立つことになった。今まで通貨というものは主に国家が発行する物であった。そして、国家というものが信頼できるからこそ、例えば100円硬貨が100円の価値を持つものと担保されていたのである。それを、データがあまりに信頼性の高いものであるがゆえに、それを担保とした通貨が可能だということで生まれた。それが仮想通貨である。

 

そんなブロックチェーンという技術の目的は、ようするに改ざんとかされる危険性のあるデータを信頼性のあるものにしようというもの。なので、それを導入することで今現在は、絵画等の美術品やブランド品などが本物であるかどうかや、著作物の権利者の登録に利用するという方法が見いだされて、実際に使われている。まだそれ自体が広まってはいないが、いずれこの技術は広まると自分は思っている。

 

そんな技術の利用を促進させるため、なんとあのMicrosoftが動き始めたらしい。

jp.techcrunch.com

Microsoft自ら、LayerXという会社と協業して、ブロックチェーン技術を企業に導入するための開発支援を行うという。

今までブロックチェーン技術の広がりがゆっくりだったのは、仮想通貨という側面が大きく出たせいと、それによって問題もいろいろ出たからという部分が、社会への浸透を妨げていたのだと思う。そこに、Microsoftのような大企業が参画してくると、これはもう、一気に広まっていきそうな感じがする。これは楽しみである。

 

ちなみに、上記で上げた著作権者を分かりやすくするための技術などは、NEMというブロックチェーンにおいて行われている(NEMの公証(アポスティーユ)という技術)ので、興味がある方は見てみては。

 

 

では、今日はここら辺で。