パーソナルスペースは大事。
最近台風来すぎで色々と不安になるいまがーです、こんばんは。
さて、今日はパーソナルスペースについて。
まずは以下の記事を見てほしい。
記事自体は、パナソニックが自分の周囲の視界を遮るものがついたヘッドセットを開発し、そのためのクラウドファンディングを開始したという話。何もない時に比べ水平方向の視野を60%カットするそうで、これにより目の前のもの(仕事とか)に集中しやすくなるというものらしい。
そして、これを見て思ったのは、パーソナルスペース的に女性には受けそうだな、ということ。
パーソナルスペースというのは、広く言えば心理的な自分の周囲のスペースのこと。元々は、自分の周囲の他人に近づかれると不快に感じるスペースのこと。実はこれ、建築等にも非常に重要な要素で、このスペースを犯されると人はかなり不快となるため、気を付けて設計しないといけない。しかし、人によってもサイズの大小は異なるため、難しい点でもある。
ただ、相対的にはある程度言えることがある。
まず一つとしては、立っているとき(立位)よりも椅子に座っているとき(椅座位)の方が範囲が小さく、更に床に直接座っているとき(平座位)が一番小さくなる。ようするに、立っているときよりも座っているときの方が周りの視界は気になりませんよ、ということ。
もう一つが、男性はより前方に広く、女性はより横方向に広い。つまり、男性より女性の方が横方向の視界が気になるということである。これが、今回の記事のプロダクトを見て、女性に受けそうだと思った原因である。
これらパーソナルスペースを理解して設計していないと、オフィスで周りの人が気になったり、病院での待合室が不快だったり、カフェでくつろげない、なんてことになりうる。
また、パーソナルスペースというのは結構普段の生活でも大事な要素で、これを理解していると家具の配置などインテリアを考えるときなどにもかなり有効だと思う。なので、インテリアを考えるときは、それを利用する人のパーソナルスペースを考える、ということを念頭に置いておくと住みやすい環境になるので是非とも参考にしてみてくださいな。
では、今日はここら辺で。