何気ない疑問って大事だよね。

 最近タイトルの付け方を色々楽しんでいるいまがーです、おはようございます。

 

 

 

さて、今日は妻の何気ない一言から書こうと思ったこと

それは、まず、以下の写真をどうぞ。

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(©GoogleMap)

 

この写真のような形の建物を見て妻は、「どうしてあんな形にしたんだろう?」と。
実際、こういった斜めにカットしたような形の建物、たまに見かけると思う。時には同じような形にカットされた建物が並んでいることもあったり。

 

これは実は、たまたまそういったデザインなのではなく、そのほとんどが建築基準法による規制に従った結果そうなったもの

もう少し詳しく話せば、建築基準法には、風通りや日当たりを考慮して、斜線制限という基準がある。その内容としては三種類あり、道路斜線、隣地斜線、北側斜線、となっている。それぞれ、敷地が道路と接するところに発生するもの、隣地との境界に発生するもの、敷地の北側に発生するものとなっている。最後の北側斜線が住居などの地域では一番厳しい制限となることが多く、これによりある程度敷地間に余裕がなくても日当たりが悪くなりにくくなっている。
これら全て、敷地の境界等から一定の高さを超えると斜線を引いたように高さの制限が始まる。そのため、このように建物を急に斜めにカットしたような形態となるのだ。

 

 

こんな感じで、建築のデザインというのは、結構単なる好みのデザインなだけでなく理由をもってできていることが多い。なので、なんか違和感を感じる形態なだと思ったり、不思議に思ったデザインは、理由を想像してみると、楽しいかもしれない。

また、デザインに限らずとも、何か疑問や違和感が生じた場合には、それがどうしてだろうと考えることは、個人的にはとても大事なことだと思っている。つい大人になると、これはこういうもんだ、なんて思ってしまうことも多いけれど、そういったことに気づくことで、新たな知識や考え方を手に入れていきたいと思う。

 

 

では、今日はここら辺で。