【無料で高速なサイトを余計な広告なしで運営する方法】Part2

大寒波のせいかキッチンのごま油が固化しているのを初めて見たいまがーです、こんにちは。

 

 

 

さて、今日は「無料で高速なサイトを余計な広告なしで運営する方法」Part2

前回のPart1では、AWSへの登録から初期設定までを行った。

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なので今日は実際にサーバーを組み立てる手順を説明していく。

 

一昔前まではサーバーを作るというとハードウェアの選定を行って、という手順が主流だったのだが、最近は自社サーバーを持つという選択はかなり少なくなったと言える。まぁそれでも、やはりランニングコストなどを考えると、大規模もしくは小規模の会社などでは個人的には持っておいてもいいとは思うのだけど。そのあたりの持論はまた今度。

 

ということで、実際にAWSに登録した後のサーバー立て。

前回と同様、AWSにログインしたときの画面であるAWSマネージメントコンソールを開き、そこにある仮想マシンの起動」を選択。

すると、「ステップ 1: Amazon マシンイメージ」というタイトルの画面が出てくる。ここでどんなサーバーを立てるかを選択できる。ちなみに、無料枠では24時間稼働を考えた場合1つのインスタンスしか立てられない点は注意。24時間稼働はせず、サーバーの種類ごとで検証して毎回起動と停止を行うだけなら、複数インスタンスを無料枠内で試すことは可能。(このあたりがAWSの無料枠が分かりにくいと言われる点の一つ)

 

では、左のタブから「AWS Marketplace」を選んでから検索窓に「kusanagi」と入力。他のAWSを利用したワードプレス作成簡単ステップみたいなブログで紹介されている物では、ここでノーマルなインスタンスを指定していることが多い。だが、それはあくまで個人利用ブログ程度の使用しか考えていないから。中小規模の例えばネットショップでも運営しようものなら、確実にこちらを選んだ方がいい。個人でも特にこだわりがなければこれを選ぼう。

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通称「Kusanagi」と呼ばれるサーバーで、最近商用のものを作成したことがある人なら知っている人が多い(と思っている)有名なサーバー。一般的なものと何が違うかと言うと、基本はCentOSと呼ばれるものを利用しているのだがそれをさらにワードプレスにチューニングしている・・、とかややこしいことを言っても仕方ないので、結局何が違うって分かりやすく言えば「一般的なサーバーでは100人までしか対応できないところを1000人は余裕で対応できるだけのサーバーに変えてくれる」

 

まぁよくわからなくても、とりあえずこれを選択しておけばOK。これも無料。

 

 

次は「ステップ 2: インスタンスタイプの選択」に進む。

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ここでも注意事項がある。選択するのは、無料で行いたいなら必ず「t2.micro」というタイプのものを選択する。まぁここでは緑枠でわざわざ「無料利用枠の対象」と書いているので間違いはないかもしれないが、一応。

なぜなら、ステップ1で選択した「kusanagi」サーバーの推奨は「t2.medium」以上であるし、初期で選択されているのは「t2.medium」だから。なので、kusanagiを紹介しているサイトではそちらを選択していることが多い。

まぁ、元々無料利用ではなくて商用利用をある程度意識していてお金がかかってもいいと思っているならそちらを選択するのもありだけど、特に理由がないなら基本的には「t2.micro」を選ぼう。ちなみに、AWSの「t2.medium以上」の選択を行ってメリットがあるパターンは、ある程度見込み客がいる大規模なショップとかSNS広告を行っていてたまに極端に流入が増える可能性があるようなサイトなど。そのあたりの、用途によるAWS以外も考慮したサーバーの選択肢はまた別途記事にまとめようと思う。

 

 

 

次は、次の手順を何度か行っていって、「ステップ 6: セキュリティグループの作成」まで進める。間違って「確認と作成」を押してしまわないように。(まぁ押してしまっても後で設定できるのだが、ややこしくなるので。)

ちなみに、その途中のステップ3から5までの選択では特に変更の必要がないのでどんどん次へ送っていこう

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ステップ6まできたら、上記の画像のようにルールの追加を押してタイプを「HTTPS」にした項目を追加しよう。ここでは、SSH接続の設定を触る(SSH接続を特定IPからしか行えないようにする)ことも指示しているサイトもあるが、それはまだしないように。なぜなら、ここで設定してしまうと後々HTTPSの設定まで無料で行う際に障害となるから。

 

ここまででできたら、ようやく「確認と作成」へ。

すると以下のような画面が表示されるので、「新しいキーペアの作成」を選択し、キーペア名には適当な名前を入力する。そしてキーペアのダウンロードを行う。これは、サーバーに後ほどログインする際に必要な鍵となるので、大切に保管しよう。

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ダウンロードを済ませればようやく、「インスタンスの作成」をクリックでき、サーバーが作成される。つまり、ワードプレスを置くための箱が作られる。

この後、少し設定を調整してから、ワードプレスを設定していく。その手順はまた後日。

 

 

 

では、今日はここら辺で。