天の川銀河で135億年前の星が見つかった。

外に出ているとついつい御飯がずぼらになってしまういまがーです、こんばんは。

 

 

 

さて、今日は天の川銀河で宇宙最古に近い星(かもしれない星)が見つかったという話と絡めて、宇宙の歴史でも。

まずは以下の記事からどうぞ。

www.gizmodo.jp

 

宇宙というのは、ビッグバンから始まったということは有名な話。しかし、その後どういった流れで現在のような宇宙になっていったのかということは、あまり知らない人も多いかもしれないので、そこから少し話していこうと思う。

まず、ビッグバンが起こった後、最初は素粒子といわれる、本当にごく小さな物質が出来始めた。そして、その後、中性子や陽子などといった少し大きな物質ができ更には水素やヘリウムの原子核が出来てきた。この出来る課程は置いておいて、そこまでが大体ビッグバン後1分ぐらいで起こった出来事だと言われている。

その後、一気に時間は進み、数十万年後、ようやく水素やヘリウムの原子核が電子を捉え、いわゆる水素原子やヘリウム原子と呼ばれるようなものが出来てくる。ここまではあまりに宇宙の温度が高いために物質が早く動きすぎていてくっつかなかった物質同士がくっつき始めたのである。

そしてこれら原子が出来ると、それらの物質の密度に濃淡が生まれてきた。その結果、密度の高い場所は引力が強くなり更に密度を増していった。そして密度がどんどん高まると、圧力や温度がそこだけ上昇し、そこでついに核融合反応が起こり始めた。なぜ圧力などが高まると核融合が起こるかは割愛。

核融合が起こった結果、今までは水素やヘリウムなどといった軽い原子しかなかったところに、重い原子がどんどん生まれ始めた。そしてその頃、それら出来始めた重い原子を核とした星が生まれ始めたと言われている。その頃のものかもしれない星が、今回見つかったのである。

ちなみに宇宙の歴史としては、それら始めの星たちが生まれた後、それら星が寿命を迎えることとなる。この時、これらの星々は非常に重たかったために超新星爆発というものを起こした。その爆発により、更に重い原子たちが生まれていった。そのサイクルにより鉄までの原子が出来るとされている。

 

ということで、そんな宇宙の歴史の中で初期の星かもしれないものが天の川銀河(私たちの地球がある銀河)で今回見つかった、という話。実は、今までにも同じような星が見つかってはいるのだけど、それが天の川銀河(比較的新しい銀河と言われている)にあるということがまた驚きの点だったりする。

じゃあ、実際それがそこにあることが正しいとすれば、何が凄いのか。

それは、それだけ古い星がそこに存在することは今までないと思われていたため、そもそもその根底を覆す可能性があること。そして更には、古い星であることが事実であれば、その星を調べることで先程書いた宇宙の成り立ちの推論でしかなかった部分が確実となっていく(もしくは全然違う話が出てくる可能性がある)のである。

 

ということで、137億年の宇宙の歴史を紐解けるとなれば、ロマンじゃないですか。

それが何の役に立つんだ?なんて野暮用は言ったらだめ。

 

 

 

 

では、今日はここら辺で。