五山送り火で有名な大文字山に登ってきた。

16日まで関西にいるいまがーです、こんばんは。

 

 

 

以前にも一度、登山の勧めを書いたけれど、今日は久しぶりに登山をしてきたので、その話を。というか、登山記録のようなものになるかな。

今回登ってきたのは、京都の五山送り火で有名な大文字山。いわゆるお盆に大の字の形に火を灯すので有名な場所である。この山は実は、ハイキングとして気軽に行ける山で、子ども連れからお年寄りの方まで、幅広い層に人気の山である。

 

大文字山は標高としては450m程度で、そこまで高い山ではない。そして、今回初めて登って分かったのは、言われていた通り、特に難所がある訳でもなく急登がある訳でもないので、かなり初心者でも行くことができる山だということ。標高は低くても厳しい山も結構あるのだが、この山は登りやすかった。

そして、その割には見晴らしがいい箇所が多く、見晴らしがいい場所で昼食を取ったのだが、登山の醍醐味とでもいうべき美味しい御飯となった。

 

ということで、今回登ったルートは、以下となっている。

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ルートを簡単にまとめると、京都地下鉄東西線蹴上駅を出発し、インクラインを通り登山口へ、そして淡々と京都一周トレイルのルートを北東に進み、最後大文字山山頂の三角点の方向へ逸れて、山頂へ。その後大文字の火床を通り銀閣寺のそばに下山、というもの。

ここからはそのルートをもう少しづつ掘り下げて説明していく。
まず東西線蹴上駅。ここは、ちょうど京都市内の端っこで、その後登山道へ向けて行く途中にあるインクラインというもので有名インクラインというのは、その昔、船をレールに沿って運んでいた場所である。昔、滋賀県の琵琶湖から京都まで川を利用して物を運ぶための船が通っていたのだが、その途中でどうしてもこの蹴上において高低差が大きく、船が行き来できなかった。そのため、船を台車に載せて上下させていたのが、インクラインである。今もその場にはレールが残っていて、昔行き来していた船や台車なども展示されている。また、最近はその近辺を船で行き来する観光用のツアーも行っているようだ。

その場所を横目に登山口があり京都市内をぐるりと一周囲む山々を回る京都一周トレイルという登山ルートに入っていく。市内をぐるりとできるルートだけあって、かなり案内表示も多く、迷うことはない。ただ、先月関西を襲った台風21号の影響で一部ルートが通れなくなっているようで、今回登った大文字山へのルートは大丈夫だったのだが、途中何ヶ所か通行止めの表示を見かけた。また、今回通ったルートであっても、途中倒木があり迂回ルートが作られている箇所もあった。

その京都一周トレイルをしばらく沿っていくのだが、最後山頂の直前で、トレイルのルートからは逸れないと、山頂の三角点へは行けない。この点は、標識をきちんと見て行こう。山頂は、いくつかベンチもあり、土曜日ということもあって10グループぐらいが昼食を取っていた。景色としては、市内方向へは少し木々もあるものの開けていて、それなりに良かった。ちなみに、ここまでは登山口から約2時間ほどである。

ただ、そこでは今回昼食は取らず、その先にある大文字の火床と呼ばれる、いわゆる大文字の火をつける場所にそのまま向かった。そこへは、ほぼ下りで山頂から約20分ほどの行程。そこは、さすが市内から大文字を見渡せるつくりになっているだけあって、景色は抜群によかった。ここまで眺望がいい場所は登山をかなりしていても初めてかもしれないぐらい珍しかった。

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これが、その火床の写真。左手前に見えているのが送り火の際に火を置く台座の部分。こんな台座が大の字に広がって置かれている。ちなみに写真の台座は、位置的には大の一番上の部分あたりになる。
この眺望のもとで、作っていったお弁当にて昼食を食べたのだが、もう格別である。本当に、山で食べる御飯はなぜこんなにおいしいんだろうと思うぐらい美味しい

 

 昼食を取った後は、ここから一気に下山。ここからのルートは階段が多く、一気に降りていく。登山は基本的に、登りで階段はかなりきつくなるので、こちらを下山側にするのがおすすめ。逆のルートを取ると、最初の方に階段が連続していて、なかなかきついものとなる。火床から銀閣寺までは本当に一気に降りるため、約30分ぐらいで降りきった

 

というのが、今日行ってきた登山である。
大文字山は、本当にお手軽に登れる山なので、是非とも登山初心者だけどどこに行ったらいいんだろう・・・って人にはお勧めしたい場所である。初心者じゃなくても、火床からの眺望はめったに見られないものなので、是非とも行ってほしいと今回思った。

 

 

では、今日はここら辺で。