キャッシュレス決済の未来。

引っ越し前でパソコンデスク周りが偉くすっきりしたいまがーです、こんばんは。

 

 

さて今日は、まずは以下のニュースを見てみてください。

blogos.com

内容はタイトル通りで、アマゾンが実店舗でのキャッシュレス決済を現状広がりつつあるニッポンペイの決済端末を使用して可能にした、という話。

 

そしてもう一つ。

jp.reuters.com

こちらは、りそな銀行が複数のキャッシュレス決済方式に対応した店側の端末を無償で提供するし、手数料も格安で行う、という話。

 

キャッシュレス決済と言えば、クレジットカードに始まりデビットカード交通系電子マネー、LINEPAY、そして日本ではあまり知られていないQRコード決済など、本当に多岐にわたっているのが、現状である。

そして、それが乱立した背景には色々あると思うが、やはり現金より、利用者の使い勝手がいい、店舗も高額な支払いにも対応しやすかったり客の囲い込みが可能、金融機関も維持管理が楽、などメリットがどこをとってもあったことが、大きいと思う。

 

ただ、その割に日本は実は、世界に比べたら現金決済が根強いのである。

それは国民性もあるとは思うが、「あまりに種類が多すぎて利用者が仕訳きれていない、管理しきれない、そして何より導入する店舗側の負担が極端に大きい」などのデメリットも大きかったことが原因の一つだと思う。

 

そこに食い込んできたのが、上記二つ。

まずアマゾンは、特定の端末を設置している店舗に限るものの、とりあえずしばらくの期間は手数料なしで利便性を理解してもらい普及させよう、という手。

みずほ銀行は、多数のキャッシュレス決済を単一の端末で扱えるようにし、その端末を貸し出すし手数料も従来よりは少なくして店側を囲い込んで広めよう、という手。

 

これはどちらも、自社の利益のためが第一にあるとはいえ、キャッシュレス決済へのハードルを低くしていくのにかなり大きな展開だと私は思う。

特にアマゾンの、自社のキャッシュレス決済を広めることの一番のメリットである手数料を(しばらくの間であっても)無しにすることで広めよう、という思いは、可能性をすごく秘めていると思う。もちろん、現状では他で大きく利益を上げているからこそできることなのだろうが、それでも、場合によっては「手数料なしでもキャッシュレス決済手段を提供できる道」を開く扉になるかもしれない。

そうなれば、どんな小さな店舗でもキャッシュレスが可能になる。そして何よりも、今現在選択肢がありすぎてややこしくなっている世界を、統一化されていくことで利用者側の利便性もより高くなるだろう。

 

それを、どこの団体・企業・国がやり遂げるかは、これからの数年ほどで決まるのだろうなと思う。その覇権争いをどこが制すのか、これは見ものだなぁ、と思った。

まぁ、どこがやり遂げたとしても利便性は高くなるし、必然的に良心的なところになるであろうから、心配はしていないが。

 

 

では、今日はここら辺で。