はやぶさ2がほぼ確実に岩石採取に成功したよう。

ここ二日ほど雨が降り続いていたけどようやく晴れて少し嬉しいいまがーです、こんにちは。

 

 

さて、今日はつい先日見事、人類史上初の小惑星岩石サンプル採取に成功したとほぼ言える仕事を終えた、はやぶさについて。

 

はやぶさといえば、8年前に一号機がどうにか帰還し、日本中で話題になった探査機。その時も小惑星への着陸及び岩石採取を試みてはいたのだけど、その時はあまりうまくいかず、結果的にはほんの少しのサンプルがサンプルカプセルに入っていたという、それでもすごいのだが少しだけ惜しい結果だった。

 

その後すぐに後継機が作られ、打ち上げ。去年小惑星に近づき、ようやくつい先日、着陸及び採取を行った。終えたすぐは着陸時の計器等の数値だけ見ておそらく成功ということだったが、その後しばらくして採取を行った時の動画が地球に到着。それが以下となる。

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これを見てもらえばわかると思うが、着陸といっても一瞬。しかし、着陸後すぐに大量の砂であろうものが舞い上がっているのが見えると思う。これは、着陸した瞬間に球を小惑星に打ち込み、それによって舞い上がらせている。それを掃除機のような形で吸い取って採取を試みているのである。

 

なので、これだけ舞い上がっているところから見て、あくまで着陸時の数値的なデータで成功だったのが、ほぼ確実に成功と言える状況になったのだ。

 

これは本当に素晴らしい結果となるだろう。

というのも、そもそもどうして小惑星を探査するのか。それは、小惑星というものの特性にある。地球やその他惑星と呼ばれる星々は、宇宙が生まれてから、熱にさらされたり衝撃を受けたりして、誕生当初の宇宙の物質からはかけ離れている。しかし、小惑星というのは、それらがあまり起こらなかった小さな天体である。そのため、小惑星には太陽系誕生当初、もしくは宇宙誕生当初のままの物質がある可能性があるのである。

つまり、小惑星の物質を調べることで、宇宙誕生の秘密を紐解くきっかけになるかもしれないのである。

これが素晴らしいと言えず、何というのだろうか。

 

ちなみに今後このはやぶさ2は、今度は一度小惑星本体に爆破を仕掛ける。そして、内部をえぐりだし、その内部の岩石等も採取する予定。これまた先ほど書いたどうして小惑星を探査するかと同じ理由なのだが、表面はいくら小惑星といえど、色々な物質が混ざってしまっていて、古い物質があまりないかもしれない。だから中をえぐって探査する、というわけ。

 

これの結果も楽しみに待ちたいと思うが、さて、どうなることやら。個人的には天体を見るのも好きだが、こういった宇宙全般のことには非常にワクワクするので、また時々こういった話題ははさんでいこうと思っている。

 

 

では、今日はここら辺で。