パソコンはHDDかSSDどちらが今はお勧めなのか。

もう新年あけて10日も経ったなんて信じられないいまがーです、こんばんは。

 

 

 

さて、今日はこの間のグラフィックボードの話に引き続き、皆がパソコンを購入する際に一番気にするであろうデータを保管する場所の話。

これについては、ひと昔前まではHDD(ハードディスク)と呼ばれるものが主流だった。その名の通り硬い円盤を回してレコードのように記録するもので、長年安価に大容量のデータを保存できるとあって主力だった、というか一般的にはこれしかほぼ選択肢がなかった。


そこに、SSD(ソリッドステートドライブ)と呼ばれるもの(一般的に使える程度の性能及び価格で)が10年ほど前から出てきた。これはハードディスクと違い、物理的に動く部品がない記録媒体で、そういった意味でHDDより耐久性が極端に高く、またアクセス性もよいために読み書きも桁違いに早いと、どの点をとってもHDDの上位。物としては、よくカメラの記録媒体として使うSDカードの巨大版にあたるものである。


しかし唯一の欠点で値段が高いという問題があった。そのためにSSDの出だしは、パソコンの起動やメインの動作にかかわる部分だけをそこにおさめ、あとはHDDに、という使われ方が主流だった。私が初めてSSDを使用して作成したパソコンも、32GBのSSD+1TBのHDDというものだった。それでも、32GBのSSDより1TBのHDDの方が安かったぐらい。

それが今や、1TBのSSDで15000円ぐらいで買えてしまう。前述の時に買った32GBのSSDが2万円ぐらいしたので、実に数十分の一の価格になっている。ちなみに、つい先日1TBのSDカードもとあるところが発売すると発表したが、それはまだまだ高く4万円ほどになるらしい。

 

 

では、今パソコンを買おうとしている人にHDDとSSDで迷っていると言われたら、どちらをお勧めするか。ここが一般の人からすると一番聞きたい部分だと思う。

これは、私の個人的な意見では、ノートパソコンであれば確実にSSDをお勧め、デスクトップ型では250GB程度(PCゲームをする人は500GB程度)のSSD+データ保管用のHDD(データはバックアップ取れるように二台同じ物を入れる)をお勧めする。

 

ではそれはなぜなのか。まずノートパソコンの場合は、持ち歩くことが前提のものであるため、振動や衝撃に極端に弱いHDDはもうお勧めできなくなっている。ノートパソコンのHDDでは衝撃を和らげるような設計をされている物も多いが、それでもそもそも衝撃なんて関係ないSSDの方が圧倒的に壊れるリスクが低い。

また、ノートパソコンはそもそもデスクトップ型と同性能を出すには高価になってしまうため、性能が抑えられている物が多い。そのため、一番パソコンの動作の速度にかかわるデータの部分をSSDにすることで、他の性能が低い部分をかなり補えることになる

 

デスクトップ型であれば、衝撃などはあまり加わらないし、まだ言ってもHDDよりSSDの方が高いのは事実なので、ソフトウェアを動かすドライブだけをSSDにすることをお勧めする。そして最近のソフトウェアは容量の大きなものも増えてはきたが、250GBあれば一般の人なら大丈夫。ゲームをパソコンでする人は、最近のPCゲームは一つで数十GB必要なんてケースもざらにあるので、500GBは欲しいところ。

そしてデータ保管用にHDDを二枚同じもの購入し、それを常に二台でデータを持つようにしておくことがお勧め。そのあたりのお勧めのバックアップの取り方などはまた記事にしてもいいかもしれない。・・まぁ、お金に余裕があるなら全てSSDでもいいのだけど。

 

ということで、最近のパソコンのデータ保管に関する情報でした。

ちなみにHDDとSSDの中間(いいとこどり?)のSSHDなるものもあるけれど、これはSSDが高かった時に生み出されたもので、現状では正直あまり候補に入らないと思う。今となっては中途半端感が否めない。

 

 

では、今日はここら辺で。