面白そうな即日買い物代行サービスが出てきた。

 今朝はかなり冷え込んだせいでなかなか布団から出られなかったいまがーです、おはようございます。

 

 

さて、今日はまた面白いサービスを見つけたので、そのことについて。

まずは以下の記事をどうぞ。

jp.techcrunch.com

中身は分かりやすく、一言で言えば「お買い物代行サービス」である。ただ、面白いと思ったのは、単なる代行ではなく、その代行を一般の人が請け負う取り組みを開始していて、最終的には記事の言葉を借りれば「ユーザー同士が協力し合う地域密着型の小さな経済圏を作る」ことが目標とのこと。言葉を変えて言えば、買い物に行くという労働力のシェアといったところ。まだ渋谷のライフ一店舗のみが対象らしいが、資金調達を行ったという話だし、すぐに対象は拡大されるように思う。

今はとりあえず一般の人が代行を請け負うというよりは、買い物を事業者が、配送を新聞配達員が行うのが中心らしいが、それはそれぞれに得意分野を活かすことで間違いを防ぐため。配達などは確かにその土地を知り尽くしている新聞配達員が今のところ素早く対応できるだろう。

 

このサービスは上手くすれば流行りそうだと思った。というのも、この手のサービスは需要量が大事だと思うが、これに関してはかなりあるように思う。実際、私が今住んでいる周りもお年寄りが多く、大手の宅配サービスを使っている家が多いように思う。しかし、大手では急な対応はできないし、そもそもスーパーが固定となってしまい、必要な物全てがあるとは限らないだろう。また、今でもお手伝いサービスなどでお買い物代行などもあったりするが、やはりお買い物だけのお手伝いでとなると、手数料がそれなりにかかり、かなり割高となるだろうし、そもそも気軽にすぐには使えない。それがこういったまとめるサービスがあることで手数料は抑えられるだろうし、そもそも商品代金に少しずつ上乗せするだけであれば表面化した手数料というのはなくても済むだろう。

そしてもう一点このサービスの流行りそうだと思った点は、供給側もかなりメリットがありそうだということ。このサービスが流行れば、あくまで自分のみ知っている地域だけで普段自分が買い物するついでに他人の物も、といったことが出来そうであるため、片手間の収入源となりうるという点。
また、その利益の量によってはそれをもっと本格的に行うことでそれを大きな副収入源とするような個人も出てきてもおかしくはない。それこそ、一回の買い物で一人分では利益量的に採算が合わないだろうが、一気に複数人分の買い物を上手く担当すればそれなりに利益になりそうな世界である。ようするに、個人がもっと個人で得意なことを活かして生活できる、個人が評価される社会になるために一役買いそうなのである。これが一番ワクワクする。

 

しかし、「上手くすれば」と条件付きで書いたのは、少し懸念していることもあるからである。まず一つは、ある程度需要側と供給側の人数がいないと成り立ちそうにない点。共に少なすぎるとすぐに買い物に対応できるというメリットが供給できなくなるだろうし、そもそもサービス側も収益とならなさそうである。

他には、このサービスのシステムが分からないので何とも言えないが、店舗側に頼ったシステムなのであれば対応店舗を増やすのが大変であろうという点。例えば、このシステムを利用した買い物は店舗側に例えば端末がありそれに認証すればキャッシュレスでこの供給側の人間は買い物できる、とかになっているのであれば、その対応を店舗がしないといけなくなり、普及に時間がかかる。
しかし、例えば単に供給側は普通に買い物をして、後からシステムでその分のお金が振り込まれるような形なのであれば、店舗は品物の情報をサービス側に提供すればいいだけなので、対応も簡単になり、普及しやすいだろう。ただそれにも欠点があり、供給側にある程度のキャッシュを必要とする点。まぁ、供給したせめて翌日程度に振り込みが行えるのであればそこまで問題にはならないだろうが、やはりそこは少し引っかかる。

他にも、個人で行えば買い物を誤ってしまう可能性があるだろうし、そういった時はどんな対応になるのかが難しそうである。供給側は評価制にしてその評価によって手数料が変わる、そしてそれを需要側が選べる、なども面白いかもしれない。また、上記で想定したお金を供給側が建て替える形にした場合、同じ商品でも違う値段で売っているところがあればそこで購入などができるのかといった問題も出てきそうである。

 

そういった点を整理して、より使いやすく、かつ需要側だけでなく供給側にもメリットがある作りにすることができれば、かなり流行りそうではある。というか、個人的には流行ってほしいサービスである。

 

 

 

では、今日はここら辺で。