一眼レフカメラを解体清掃。

最近目覚めがめっきり良くなったいまがーです、おはようございます。

 

 

 

さて、今日は前々回の記事で書いた一眼レフ解体方法に引き続き、解体後の清掃方法を紹介。ちなみに、この清掃方法はパソコン等その他電子機器を分解した時にも基本的には使えるので、知っておくといいかも。水没した場合、なんてのは少ないかもしれないけれど、家電製品の電源の挙動がおかしかったり、急に電源が切れて再起動したりした場合などは、基盤にほこりがたまっていた、ということはよくあり、清掃で治ることもしばしば。(まぁデスクトップパソコンの場合は全体が見えるような構造のことが多いので空気でほこりを飛ばした方がいいけれど。)

 

ということで、まずは前回の記事と同様に分解。とりあえずカバーを外した状態。

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この時点で既に二本、カバーについていた配線は外してある。

その後、薄い紙のような配線があちらこちらについているので、すべて外していく。外し方はそんなにややこしくなく、配線の末端にある黒か白の爪を上にあげてあげれば、すぐにとれる。ちなみに、爪が無い物もいくつかあるので、そういうのはそのまままっすぐ引き抜けば取れる。その後、四隅にあるネジも取り外す。

全て取った状態が、こちら。

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ちなみに、実はこの写真では一ヶ所とり忘れていて、左下の黒い正方形のスポンジの下にもう一ヶ所配線があったりする。

 

この状態になれば後はどこかしら基盤が引っかかっていないか見つつ、取り外す。取り外すときに気を付けないといけないのは、裏側にも配線が通っていたりすることがあるので、一気に引っ張らないこと

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こんな感じで裏を見る。案の定、3本配線が通っていた(青丸2つは元々繋がっていた場所だが写真撮る前に抜いてしまった。赤2つが残りの2箇所)。これは表にあるような薄っぺらい配線ではないが、取り外し方は単純で、引き抜くだけ。ただ、こういうタイプは一気には引き抜けないので、ゆっくりと引き抜いていく。

 

そして今度は基盤に乗っかっているカバーを外す。これは機種などによって様々だし、パソコン等の基盤だとまた全然違うが、なんとなくはがれそうなところは全て取る。そこはフィーリング 笑。

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このカバーを外した後、下の基盤に見えている正方形の銀のカバー(シール)もはがれたので外した。

 

ここまで分解できたら、あとは洗うだけ。もしこの時点で、スポンジ状のものとかがまだ付いていたとしたら、水に塗らすと厄介なので取れそうなら取っておこう。どうしても取れなかったときは、洗い終わってから完全に乾くまでしっかりと乾かすこと。

洗い方は、下の感じ。

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え?と思った人もいるかもしれないが、意外とこんな感じ。

ほこりを落とすだけなら水で充分、錆ならレモン汁か重層水などを用いて、歯ブラシでこする。できれば容器に水等をためてそこにぼちゃんとつけてしまって洗う。よっぽど強くやらなければ結構ゴシゴシしてOK。

 

洗い終わったら、全体の水気をふき取った後、ドライヤーの冷風で速乾。それが終わったらこんな感じ。

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結構綺麗になっているのが分かると思う。(あ、これもう取り外したカバー取りつけちゃってる・・)

 

ということで、あとは取り外したときの逆順でつけ直していくだけ
案外簡単にできることが分かると思う。ちなみに、これで錆を落としたからといって確実に復活するなんてことは、ない。

ちなみに、このカメラは・・

 

ダメでした。パッと見は表面が錆びていただけのように見えたのだけど、思ったよりダメージを受けていたよう。残念無念。ただ、本当にこの基盤だけやられただけだったので、この基盤のみどこかでゲットできるのなら治せるはず。しかし、それ目当てでジャンク品買うのもなぁ。そこまでするなら中古買った方が早い感じ。

 

 

ということで、まぁ錆びちゃったときは解体修理しても治る保証はないけれど、パソコンとかは解体清掃は結構意味あるので、長年使ってて最近調子が悪いって人は、是非お試しを。場合によってはご依頼いただければ清掃いたしますよ。

 

 

では、今日はここら辺で。