自分に関するデータを取捨選択できる時代へ。

やはり自分の家にいるというのは安心感が違うなと再認識したいまがーです、こんばんは。

 

 

さて、今日は久しぶりにとある記事からの自分の考えを。かなり文字ばかりの長い文章になってしまったので、興味のない方は回れ右してプーケット旅行記でも読む事をお勧めします 笑。

ということで、今日の記事はこちら。

jp.techcrunch.com

 

内容としてはざっくりまとめると、システムをプログラミングすることは、社会を形作ることに直結するということと、自分に関する様々なデータは中央集権的に企業が集めて利用するものではなく、集められたデータを自分自身が管理し使用できるものでなければならない、ということの二点。

 

共に誰しも巻き込まれている内容でありなんとなく共感できることであるものの、普段はあまり意識していないことなのかなと思う。

一点目に関して言えば、最近のスマホユーザーならば、LINEやFacebook等何らかのSNS無しでの生活などは考えられないと思う。それらシステムは、より便利な生活をと誰かが発案しシステムを構築したから実現された生活であり、それが必要な社会を形成したと言えるのだろう。

これは、日本で言えば高度成長期に白黒テレビや洗濯機、冷蔵庫が三種の神器と言われて必須なものになっていった世界に似ているような気がする。それぐらい社会にとって必要不可欠なものが、システムのプログラミングによって作られているのである。そんな革新的であり社会を作ることができるシステムを構築できる力というのは、これからの時代最も求められていく力なのかなと個人的には思っている。

 

二点目に関して言えば、それを実現した世界というのは確かに便利だろうけど、そもそも人々の意識改革も必要なのだろうなと思った。

そもそもこの内容を読んでもピンとこない人もまだまだ多いのだろうなと思う。昨今、インターネットを見ていると自分が過去に見た内容に即した広告がよく表示されたり、ツイッターを開けばおすすめのユーザーが表示されたり、とにかく自分に沿ったものが多く表示されるようになったのは、誰しも感じていると思う。それらは、自分が閲覧したページの情報や検索したワード、その他自分が行った位置情報などであったりなどを、企業側が集めて利用することができるようになったからである。

それは、利便性が高くなることもある反面、それによる問題も多々起こるようになってきた。それは、自分が入力したデータを活用されるのならばある程度同意をしているが、例えば移動手段によく電車を使うのか車を使うのか、電車ならどの駅をよく利用するのか、といったような情報は、正直言って意識していない情報である。これらを例えば勝手に利用されるとなれば、嫌な気分になることもあるだろう。では、それらが嫌なのであれば、どこがどういった情報をどういった形で集めているかをきちんと知り、整理し、取捨選択して企業等に渡せるのであれば、それに越したことない。というか、そうあるべきだ、と書いているのが、二点目の内容である。

これには、私は同意するけれど、ただそういったデータを取得できる可能性のある企業などがそのデータを受け渡しできる体制を整えるだけでなく、そもそもそれら情報を個人で扱うという意識及びその扱い方に関する知識を社会として作っていかないと到底無理だろうなと思った。なぜなら、現在は、個人情報を漏らされることへの嫌悪感は強くてもそれらを自分で管理する手間をかけたくないという意識の人の方が多いから。危険性をあまり考えずにメールアドレスやパスワードすらすべて同一にしていたりするのに、もっと多くの、先程あげた例で言えば自分がよく利用する駅名を企業が保持するかどうかなどを個人で選択できたとして、そんなのあまり意識せず許諾したりすることの方が多いと思うのである。であれば、個人で管理できるとは名ばかりで、結局現状とはあまり変わらないように思う。

であればどうしたらいいか。それは、データというものがどういったものに活用が出来て、それを提供することがどんな結果につながるのかを理解し、利便性とリスクを個人個人で天秤にかけて判断できるようにし、その必要性を子どもだけでなく大人にも教えられるようにしなければならないと思うのである。もう十年以上言われ続けている情報リテラシーなんて言葉にあたる内容だが、これの重要度を軽視してきたからの現在の人々の意識なのだろうなと思う。

また、そうはいっても、その重要度は分かってはいるけど手間がかかる、というのも事実である。なので、それら手間をいかに省けるようにするかといったことも必要になってくるとは思う。パスワード管理ツールなんてものが世の中にはあるが、それですら利用が面倒であったりするものも多い。それのさらに強化版であるべきの自分の様々なデータを容易に取捨選択できるツールというのは、そう簡単に作ることができるものではないだろう。だが、それはデータを個人で管理する時代には必要不可欠であろうし、そのツールが新たな社会スタンダードのシステムとなりうるのだろうなと思った。

 

 

ということで、今日はここら辺で。