VRデバイスのまた一つ未来が見えた。

 

 

 

さて、今日は久しぶりにVRに関する技術の話。まずは以下の記事をどうぞ。

www.itmedia.co.jp

簡潔に言えば、VRバイスで脳血流などが測れるものを開発した、という話。

他にも、心拍や視線、瞬きや瞳孔の大きさなどを測定できるそう。
それらを計測が可能になったということは、それをVR世界へ持ち込み、反映させることも可能ということ。

であれば、例えば視線の動きと瞬きだけで文字を打つなんてことも可能だろう(そんな機械も実際すでに存在するが、あまりにも大きくて持ち運びはおろか、一般の人が気軽に使えるものではない)。それは、あらゆる身体障害者への有効なアプローチになるだろう。また、この記事で触れられているように広告の最適化なども可能だろうし、医療の分野にだって応用する方法はいくらでもあるだろう。

 

これだけでも凄いが、更にいえば、現状でそれだけの情報を取得できるということは、今後はもっと様々な情報を取得できる可能性だってある。それこそ、血圧や脳波、呼吸など、もっと色々取れるだろう。そうなれば、3Dの世界は見るだけだったものからVRのおかげで双方向にやり取りができるようになったが、その次の段階として、自分が意識しない部分で自分をよりトレースすることができるようになるだろう。

それはつまり、自分のコピーをより正確にVR世界に持ち込めることとなる。それこそ、アニメのSAOの世界のように、自分の動きや意識をトレースして、それによってアバターVR世界の自分の分身)を動かすなんてことも、できるようになるかもしれないのだ。
人は機械と対話するとき、今までは必ず何か入力装置が必要だった(わかりやすく言えばネットゲームをするときにマウスやキーボード、コントローラーなどが必須だった)。しかし、意識のトレースができるのなら、入力装置など必要なく、ごく自然に、それこそ現実世界と同じようにVR世界でも過ごすことが可能になるかもしれない。例えば、今までネットゲームでキャラクターを動かそうと思えばキーボードを押したりする必要があったのが、歩こうと意識しただけで歩けるのである。

 

この記事は、そんな未来への道筋となるニュースだと、個人的には思った。

そんな未来が、もう本当に現実になるかもしれないのだ。そこに、ワクワクしないわけがない。楽しみすぎて、仕方がない。

 

 

では、今日はここら辺で。